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クワイエットルームにようこそ(ネタバレ)

クワイエットルームにようこそ(2007)

Director : 松尾スズキ
Genre : ヒューマン
Runtime : 118 min
Cast : 内田有紀, 宮藤官九郎, 蒼井優, りょう, 大竹しのぶ, 妻夫木聡
Company : アスミック・エース
参考リンク → CINEMA TOPICS ONLINE

わたしは ここ で生まれ変わるのだ


◆あらすじ
目醒めたら、「そこ」にいた。佐倉明日香。28歳。バツイチ。職業はフリーライター。締め切りに追われ、仕事に行き詰る毎日。同棲相手とも、すれ違いの微妙な状態。そんなある日、目が醒めたら──見知らぬ白い部屋にいた。そこは"クワイエットルーム"と呼ばれる閉鎖病棟だった・・・・・・。めくるめく絶望と再生の14日間。

*  *  *  *

この作品のために、日本の映画界をリードする超豪華キャストが鬼才・松尾スズキのもとに集結した。ヒロイン明日香には、9年ぶりの長編映画主演に体当たりで挑む内田有紀。明日香の同棲相手で放送作家の鉄雄には宮藤官九郎。食べたくても食べられない、入院患者のミキに蒼井優。ステンレスの心を持つ、冷酷ナース・江口にりょう。鉄雄の子分の能天気なパンクス・コモノに妻夫木聡。元AV女優、過食症の患者・西野に大竹しのぶ。極上のアンサンブルが魅せる「この世の果てのワンダーランド」!
誰もが陥ってしまうかもしれない日常の中の非日常体験を、超豪華キャストが渾身の演技で紡ぐ、めくるめく絶望と再生の16日間。生きにくい今の時代に、明日を生きる希望を込めて贈ります。


2007年10月20日公開。

なんていうか、シュールだった。
原作は読んだことはないけど、コメディとシリアスな部分が半々だった。
宣伝を見たときに、主演が内田有紀なのが微妙だなぁと思った。
けど、試写会が当たったので見てきた。

原作と監督が同じ人。
たぶん、見せたい部分が多くあったんだろうと思う。
だけど、上映時間2時間はちょっと長すぎて疲れたかな。。
もう少し“見せ場”っていうのを絞ったほうが見やすかったと思う。

仏壇を銀色に塗ってみたりとか、
コカインでハイになってみたりとか、なかなかぶっ飛んでた。
マトリョーシカが警官の足元に転がっていくシーンは爆笑だった。

全体的に、笑える場面が多かったんだけど、シリアスな場面も多々あって、
笑いたいのに笑えない…みたいなシーンも多かった。
いっそコメディにしてしまったほうが面白かったと思う。

試写会の最初に「日常の疲れを癒して帰って下さい」って言ってたけど
癒し系の映画ではなかったと思う。

いま一歩、なにかもの足りない感じ。
もしくは、詰め込みすぎちゃった感じ。



拒食症患者ミキ役の蒼井優が綺麗だった。
この映画の為ために体重を落としたらしい。細くて折れそうで心配だった。
この映画を見て初めて蒼井優が綺麗だって思った。
ブルジョア部屋の女の子も可愛かった。

ハリセンボンのハルカが地味に面白かった。
点滴を打たれるたびに「ヤバイ、カロリー入った」って言いながら
病院内をエンドレスウォーキング。
“病院にいる意味ないじゃん”って言われてたけど、正にその通りだ。

大竹しのぶ演じる元AV女優、過食症の患者の西野は
一見いい人そうなのに嫌なおばさんだった。
でも、ああいう人っている。絶対どっかにいる。
なにが言いたいのか分からなくなったけど、重要な役だったと思う。
それにしても嫌なおばさんだった。

個人的に印象に残ったのは、主婦の栗田さん。
クワイエットルームの中では珍しい常識人なのに、入退院を繰り返す人。
勝手に現代人を象徴してる…と思ってしまった。
あと、妻の名前を叫ぶ旦那さんが印象的だった。

あと、名前は忘れたけど、着物のおばさんが面白かった。
最終的に、騒ぎに乗じて勝手に退院しちゃったつわもの。
タクシーをママチャリで猛スピードで追い抜く姿は爆笑だった。
着物で上品そうなおばさんなのに、ぶっ飛んでた。

シャバに戻るっていうのは、そういうことよ。
この台詞が印象的だった。

面白かった。5段階の半分くらい。
コメディって基本的に好きじゃないけど、こういうコメディだったら好きだなぁ。
でも、この映画は完全なコメディじゃないのでご注意。

『クワイエットルームにようこそ』公式サイト
 

movie(human) | コメント:3 | TB:22 | |

ゆれる(ネタバレ)

ゆれる (2006)

Director : 西川美和
Genre : ヒューマン
Runtime : 119 min
Cast : オダギリジョー, 香川照之, 伊武雅刀, 新井浩文, 真木よう子
Company : シネカノン
参考リンク → CINEMA TOPICS ONLINE

あの橋を渡るまでは、兄弟でした。


◆あらすじ
写真家の猛は、母の一周忌で帰郷した。父と折り合いの悪い彼だが、温和な兄・稔とは良好な関係を保っている。翌日、猛は稔、そして幼馴染の智恵子と渓谷へと向かった。智恵子が見せる「一緒に東京へ行きたい」という態度をはぐらかして、一人で自然へカメラを向ける猛。そんな彼がふと吊橋を見上げた時、橋の上にもめている様子の稔と智恵子がいた。そして次の瞬間、そこには谷底へ落ちた智恵子に混乱する稔の姿だけがあった…。


まず、女性が監督なのが意外だった。
次に、オダギリジョーが格好良かった。
最後に、検事役の木村祐一は浮いてたと思う。

作品の冒頭で、オダギリジョー演じる猛が白い花の写真を撮ってるシーンがある。
あのカットは秀逸だと思った。あんなに花が似合う男性も珍しい。
そして、カメラもタバコもよく似合ってると思った。

この映画の色が好きだと思った。色というかトーンというか。
ちょっとくすんだ感じ。ストーリーの雰囲気によく合ってると思った。

この映画を見て原作小説があるのかと思ったけれど
実際にはないらしい。
小説が元になってるのかと思うくらい繊細に話が作られていた。

久しく日本映画を見ていなかったけれど
この作品は素晴らしいと思った。



「ゆれる」のは吊橋だけじゃない。
登場人物、観客、真実、絆。そういうものがすべてゆれる。

兄はいつも笑顔だけど
その笑顔がいつもどこか寂しいし、病んでるようにも見える。
弟に対する嫉妬や羨望、そういうものもあったんだろう。

だけど、弟もどこか歪んでいる気がした。
自分に持っていないものを持っている兄をライバル視していた風にも見えた。

結局、最後まで何が真実なのかは分からないままだ。
裁判では、兄は有罪になっていたけれど
弟の告発が本当だったかどうかは分からないのだ。

兄は智恵子に好意を寄せていた。
智恵子は猛に好意を寄せていた。
猛が千恵子を抱いた理由が、好意からくるものなのか
それとも兄への敵対心からくるものなのかが分からなかった。

ラストシーンの兄の笑顔が謎だった。
最後に余韻を残して観客に考えさせるのも、うまい手法だなと思った。

重たい内容の作品ではあるけれど、見て損はないと思う。
映画の後に出された小説も読んでみたいと思った。

『ゆれる』公式サイト

 

movie(human) | コメント:0 | TB:1 | |


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